自閉症の子供と接する際、まず大切なことは、自閉症という障害の特性を理解することです。その特性を繰り返し見つめ直しながら、より理解を深め続けていくことが大切です。その理解を基盤として、子供に対する適切な療育・教育の環境を整えていくことが、子供の可能性を広げていくことになります。具体的な接し方としては、以下のような方法が挙げられます。 ・物事を伝えるときは、言葉より写真、イラスト、言葉カードなど視覚に訴えるようにする。 ・何を、どのようにするかの手順を、写真やイラストなどを使って視覚で覚えさせる。 ・好きな科目や興味のあることに重点をおいてさせる。 ・遊びながら学習させる。 ・時間と場所を決めて遊ばせる。 ・部屋にマットを敷いたり、床にテープを貼ったりして、勉強エリア、遊びエリア、食事エリアなどに分け、目的ごとにそのエリアの中で行動させる。 ・時間の概念が理解できないため、時間割を作り、何をいつまでやるか理解させる。 ・いくつかの情報を同時に処理することができないため、一つ一つの情報処理を集中して行えるようにする。 ・悪いことをしたときは、その場で伝える。 ・コミュニケーションや学習に適応できない場合は、養護学校に通わせる。 自閉症の子供には、どうしても悪いところを治したいという気持ちが優先してしまいます。でも、無理やり悪い部分を変えるより、よいところを伸ばすほうが大事です。子供の障害の程度に合わせて、一つ一つ根気よく、否定的な言葉を使わないようにして接することです。そして、子供の将来の生活にまで見通しを持って、接していくようにしましょうー